データ復元ソフトをレビュー/EaseUS Data Recovery Wizard
今回はデータ復元ソフトを紹介します。「EaseUS Data Recovery Wizard」というソフトです。USBやPCで消してしまったファイルを復元することができます。復元するときは時間が経つと復元成功率は下がっていくので、早く復元をするということが重要です。
まずはこのソフトの特徴を書きます。
特徴
無料プランあり
2GBまでのファイルは無料で復元できます。スキャンはサイズに関係なく無料でできます。無料期間は特に設けられてはいません。大きなサイズのファイルを復元する場合でも、スキャンはできるので復元できるか確認してから、ライセンスを購入することもできます。
多くのデバイスに対応
Windows(XP~11)/Mac/iOS/Androidと多くのデバイスに対応しています。有料版ではOSが破損している場合でも復元できる機能があります。スマホにも対応している復元ソフトはめずらしいと思います。
ファイル形式は、ほぼすべての形式に対応していると思います。公式サイトには1000種類以上と書かれています。
有名企業でも導入
Microsoftなどの企業でも導入されています。安全性についても保証されています。以下は公式サイトに掲載されていた導入企業の一覧です。
ここからはソフトのインストール方法です。
インストール
1.こちらのサイトからインストール用ファイルをダウンロードします。
(Mac版はこちら)
2.ダウンロードしたファイルを開きインストールを進めます。今すぐインストールするを押すとインストールが開始します。
(Cドライブに復元するファイルがあった場合は、右下のカスタムインストールからインストールの場所を別のドライブに変更すると良いかもしれません。復元するドライブへの書き込みを避けることで復元成功率もあがります。)
インストールが完了したら、今すぐ始めるを押すとソフトが起動します。
起動すると復元するためのメニューが表示されます。復元したドライブを選択すると復元を開始します。フォルダを指定しての復元もできるみたいです。
また、ヘルプからはドライブが認識しない場合の対処方法などが書かれていました。
スキャンは無料プランでも無制限にできます。2gbより大きいファイルを復元する場合にライセンスの購入が必要です。NAS復元の利用もライセンスの購入が必要です。
実際にスキャンをしてみると、まずはクイックスキャンが開始します。クイックスキャンが完了したら、自動でディープスキャンが開始します。256GBのSSDではクイックスキャンは大体2分程度、ディープスキャンは20分程度かかりました。(読み書き速度や復元できるファイルの数によっても変わると思います。)スキャン中でも復元はできます。復元したいファイルが見つからない場合は、ディープスキャンが終わるまで待つと、復元できるかもしれません。
削除されたファイルなどから復元したいファイルを探します。動画や画像はダブルクリックするとプレビューを見ることができます。復元したいファイルを見つけたら、左のチェックをつけて、右下の復元ボタンを押すと復元できます。ワードやエクセルのプレビューにも対応しているので、エクセル 復元も簡単にできます。ファイルタイプを選ぶと写真だけみるとか、.jpegの拡張子だけみるとかができます。上にあるフィルターからもできます。
いくつか動画や画像を復元したところ、問題なく復元することができました。USBに動画、画像を入れて、フォーマットしました。劣化などもありませんでした。通常のフォーマット、削除であれば簡単に復元することができました。
プラン
2GBまでは無料プランでファイル 復元できます。それより大きいファイルを復元する場合は有料のプランで利用する必要があります。復元できるかの確認、スキャンは無料プランで無制限にできるので、復元できるかの確認をしてからライセンスを購入することもできます。
有料版を利用する場合はPro版がおすすめされています。Pro版では、2GBより大きいファイルの復元に加えて、年中無休のテクニカルサポートがあります。Pro+Winpe版ではWindowsが起動しないPCでも復元ができます。プランはそれぞれ、月、年、永久があります。
まとめ
今回、このソフトを使ってみての、良い点悪い点をまとめました。悪い点は無料版では2GBまでの制限があるということだけだと思います。「EaseUS Data Recovery Wizard」は復元ソフトとしておすすめです。
良い点
・2GBまでは無料で復元できる。
・ヘルプやサポートが充実しているので使いやすい。
・大企業でも導入されておりセキュリティで安心。
・ほとんどの機種に対応している。
・復元する前にファイルのプレビューを見れる。
悪い点
・2GBより大きいファイルは、無料で復元できない。